根っこの炎症の原因

歯の根の病気は歯の中に細菌が入り込み化膿してしまう病気です。
内部からの治療が必要になるため、根の病気には根管治療が必要になってきます。


日ごろの予防や対策によって、根の病気から大事な歯を守れる可能性があります。


ここでは根の病気がおこる原因に関して簡単にご説明させていただきます。

虫歯を治療せずに我慢した場合
 虫歯を治療せずにそのままにしておくと、内部にある歯髄にまで進行してきます。
 このような状態になると歯の内部は細菌だらけになってしまい、根の病気が発生します。
 早期発見・早期治療によって虫歯の侵攻を抑えることが大切です。
 何よりも虫歯にならないことが一番です。


外的要因によって歯が欠損してしまった場合
 欠損部分の視認ができる場合は、すぐに治療が行われるため、細菌の進入を防ぐ可能性は高いですが、
 視認しづらかったり、そのときの治療を怠ると、歯の中に細菌が進入し根の病気の原因となります。
 軽度の外傷でも、きちんと検査をし適切な処置を受ける必要があります。


外部から強い衝撃を受けた場合
 歯の欠損などが見受けられ無い場合でも注意が必要です。
 歯にひびが入っていたり、歯の内部の神経が死んでしまっていると、細菌が進入しやすくなるため危険です。
 歯が変色していたら要注意です。
 例え外傷がない場合でも、きちんと検査し適切な処置を受けてください。


歯の根元の部分が割れていたり、曲がっている場合
 個人によって歯のつくりが違うため、人によっては根の部分が曲がっていたりする場合があります。
 また歯軋りなどにより歯の根元の部分がかけてしまったりする場合もあります。
 その場合、他の人に比べて歯の中に細菌が侵入しやすいため、根の病気の原因となります。
 歯に違和感を感じたりした場合は、医師に相談し適切な処置を行ってもらう必要があります。


体調が思わしくない場合
 体が弱っているときに免疫力が低下するのは、体だけとは限りません。
 歯の中にも神経があり、細菌に対する歯の抵抗力も低下し、細菌が侵入しやすくなっています。
 風邪を引いたり、体が弱っているときは歯の治療は決して行ってはいけません。
 医師と相談の上、治療の日を変えるなど適切な指示を受けてください。


歯の治療後に起こりうる原因
 虫歯や感染源をしっかりと除去できていない場合
 器具の消毒や滅菌が不十分だった場合
 かぶせ物が不適合だった場合
 根の病気が発生しやすいのは、実はこのケースが多いと言われています。
 清潔で信頼できる歯科医を選ぶことが重要です。